箱状に覆われた庭は都会の喧騒を忘れさせてくれるプライベートな空間。植物のゆっくりとした生育と移ろいの過程をドラマに見立て、日々の生活に追われる都会の人に心のゆとりを感じてもらう癒しのスペース。
正面にはスクリーン状にくりぬかれた窓があり、その壁のむこうにはバイカつつじ、ナツハゼ、アブラツツジの樹木を植えました。太陽の日が差す昼間はそれほど目立ちませんが、夜になると樹木がライトアップされ、一枚の絵画のように浮かび上がります。樹木の日々の変化や季節の移ろいを、絵画やホームシアターを眺めるように楽しむことができる空間となります。