「イングリッシュガーデン」は形式で大別すると「整形式」、「非整形式」に分けられます。
「整形式」
整形式庭園には「イタリア式庭園」、「フランス式庭園」などがあり、他の国々でお互いに影響しあい発展してきました。幾何学的でシンメトリック、広大な敷地のお庭です。分かりやすいところではベルサイユ宮殿の庭園が「整形式」の代表といえるでしょう。優雅な格式の高いお庭のデザインとなります。トピアリー(樹木の刈込み装飾 )、オーナメントや噴水などがよく使われます。
「非整形式」
日本で使われている「イングリッシュガーデン」とは、18世紀中頃に始まったイギリスの非整形式の自然風景式庭園を指しています。整形式のような広いスペースを必要とするようなお庭ではなく、コテージガーデンやカントリーガーデンと呼ばれる田舎の小さな農家にあるような、果樹や花木、草花や野菜、ハーブなどが自然な感じで植えられたノスタルジックな雰囲気の庭になります。
どちらの形式のお庭にも「薔薇」というのが良く使われます。薔薇は毎年のように新しい品種が発表され、種類が大変多く3万種以上あるとも言われております。手間がかかる植物ですが、開花した時の喜びはその分大きいと言えるでしょう。当社ではイングリッシュガーデンの設計や薔薇の植栽のご相談なども対応致しております。