庭やバルコニーにデッキを作りたいと思ったとき、よく出てくるお悩みが「ウッドデッキとタイルテラス(デッキ)、どっちがいいの?」という疑問です。
素材やデザイン、費用やメンテナンス、暮らし方との相性など、違いはいろいろあります。
しかし大前提として、お客様のお好みで、悩むことなく「こっち!」と決められる方も多く、その選び方で全く問題ありません。適性だけで判断し、「本当はウッドデッキが好きなのに…」と、ずっと思いながら過ごすようなことにはなってほしくありません。
「我が家にはどっちがいいのか、客観的に知りたい」というご相談もいただくため、この記事では、ウッドデッキとタイルテラスの特徴を比較しながら庭のリフォームで重要なポイントをご説明しています。ひとつの判断材料としてご覧いただければ幸いです。
目次
- 1. ウッドデッキとタイルテラスの基本
- 2. メリット・デメリット比較
- 3. 費用(コスト)について
- 4. メンテナンス性の違い
- 5. 耐久性、結局お得なのは?
- 6. まとめ:あなたに最適なのはどっち?
1.ウッドデッキとタイルテラス(デッキ)の基本
1.1 ウッドデッキとは?
ウッドデッキは、天然木や人工木材で作られたデッキのこと。どの材料を使うのかによって、特長は全く異なりますが、共通するのは自然な色・風合いの材料が多いため、ナチュラルで温かみがあり、植栽が多いお庭や自然を感じる空間づくりによく合います。
鎌倉や葉山などの自然豊かな地域や、海沿いの地域で多いイメージですが、街中の住宅地のお庭にもよく施工しています。また、目隠しフェンスをあわせて設置することで、都市部でもプライバシーを守りながらくつろぐことができます。
1.2 タイルテラス(デッキ)とは?
タイルテラスとは、コンクリートで作った下地の上に、タイルを貼って仕上げたスペースのこと。最近では、コンクリートを使わない施工方法の商品もあります。ウッドデッキと比較してタイルデッキとも呼ばれますが、このページではより一般的な呼び方であるタイルテラスと表記しています。
耐久性が高く、モダンでおしゃれな空間を演出できます。最近は「リゾート風」「ホテルライク」な住宅を好む方も多く、そのようなイメージには特にぴったりのエクステリアです。
2.メリット・デメリット比較
2.1 ウッドデッキのメリット・デメリット
- メリット: お庭が温かみのある印象になる、メンテナンスが不要、サンドペーパーをかけることで傷・汚れを落とすことができる、夏場でも熱くなりにくく裸足で出られる、加工がしやすく変形のデッキにも対応できる、経年により味わいのある風合いに変化する
- デメリット: 初期費用は高い傾向にある、多少のささくれがある、焦げ跡や油染みがつきやすいためBBQは注意が必要、経年による色の変化がある
- メリット: 初期費用が安い傾向にある、お庭が温かみのある印象になる、夏場でも熱くなりにくく裸足で出られる、加工がしやすく変形のデッキにも対応できる
- デメリット: 多少のささくれがある、定期的なメンテナンスが必須、条件にもよるが10年ほどで腐り作り変えが必要になる、焦げ跡や油染みがつきやすいためBBQは注意が必要、経年による色の変化がある、防腐処理材の場合仕上げの塗装が必要になるケースが多く追加費用がかかる
- メリット: 初期費用が安い傾向にある、お庭が温かみのある印象になる、メンテナンスが不要、ささくれの心配がない
- デメリット: 製品によって価格が大きく異なる、夏場は熱くなりやすい、濡れていると滑りやすい、不自然な経年変化(黒ずみ、反りなど)、焦げ跡や油染みがつきやすいためBBQは注意が必要
2.2 タイルデッキのメリット・デメリット
- メリット: 高級感のある仕上がり、劣化しにくく長持ち、掃除が簡単(水を流すだけでOK。落ちづらい汚れはブラシで)、火・油にも強くBBQも気兼ねなくできる、デッキ下の問題(雑草、野良猫、苔など)の心配がない、色・模様・木目調のものなどバリエーションが多い
- デメリット: 初期費用が高い傾向にある、濡れていると滑りやすい(滑りにくい加工をしている製品を選びましょう)、夏は熱く裸足では出られない、水勾配が必要なので完全にフラットには作れない、目地が汚れる、錆汚れは落ちない
3.費用(コスト)について
ウッドデッキ、タイルテラスを選ぶときに気になるのが「費用」。一般的にタイルテラスのほうが、コストがかかるイメージだと思います。しかし費用は、選ぶ材料や様々な条件などによってリフォームに係る費用負担が大きく変動するため、一概に比較することは難しいのです。タイルデッキよりもコストの高い人工木デッキもありますし、施工場所の環境やお客様のご要望によってもどちらが高コストなのかは変わります。
タイルテラスはコストが高く、ウッドデッキは安い傾向にある、くらいの知識にとどめておき、ご自身のご予算内でベストな選択、という視点でご検討いただくことが、後悔のない選択となるのではと思います。
ここで気を付けていただきたいことが、目先の安さだけにとらわれないことです。安い材料では、長く持たせるためには塗装のメンテナンスが必須な天然木や、粗悪な製品も含まれている可能性があります。そのような手間や安全性なども考え、当社はイニシャルコストが高くなっても、ランニングコストや手間のかからない、安心してお使いいただける耐久性の高い材料をおすすめしています。
4.メンテナンス性の違い
タイルテラスは掃除がラク。土汚れや油汚れも、ホースで水を流してブラシでこすればほぼ元通り。強い衝撃で割れることもありますが、その場合には割れたタイル一枚のみを交換可能です。
天然木のウッドデッキは、ウリン・イペなどヒールザガーデンで主に使用しているハードウッドはメンテナンス不要。それでいて20年以上の耐久性があると言われています。紫外線の影響で、シルバーグレイに色が変化していく様子を楽しめます。
スギ・マツなどのソフトウッドは、長持ちさせるためには、年1回程度の防腐防虫塗料の塗装がおすすめです。
人工木はほとんどメンテナンスが不要ですが、汚れが沈着しやすいので、年に一回高圧洗浄等を行うと良いです。
【ポイント➀】
忙しい共働き世帯や、掃除の手間を減らしたい方は「タイルテラス」「天然木(ハードウッド)ウッドデッキ」「人工木ウッドデッキ」
【ポイント➁】
趣味で手入れを楽しみたい人やDIY好きは「天然木のウッドデッキ」が相性◎。
5.耐久性、結局お得なのは?
選定するときに大切なのが「どのくらい長く使えるか」という耐久性です。
まずタイルテラスは、陶器質や磁器質のタイルを使用するため、汚れや傷に非常に強く、基本的には半永久的に使えます。ただし、下地のコンクリートや目地の劣化が現れたり、タイルが割れてしまったりした場合は、部分補修が必要になります。
次に人工木ウッドデッキ。樹脂と木粉を混合して作られ、腐りにくくシロアリにも強いため、耐久性はおおよそ15〜20年とされています。さらに高耐久な材質ものも登場しています。塗装の必要がなく手間が少ない点が魅力ですが、直射日光による多少の色褪せや夏場の熱くなりやすさも避けられません。
また、製品選びで迷った際は、LIXIL ウッドデッキ(樹ら楽ステージなど)や、YKKAP ウッドデッキ(リウッドデッキなど)といった大手メーカーの製品を選ぶことで、品質が安定しており長期間安心して使用することができます。
そして天然木のウッドデッキ。天然木は、選ぶ樹種によって大きく変わります。ソフトウッドは5〜10年とやや短めですが、ウリンやイペなどのハードウッドは20年以上もつ例も多くあります。ハードウッドは、年月とともに色味が落ち着き、銀灰色の渋い風合いへと変化していくのは天然木ならではの良さもあります。経年の表情そのものが魅力となり、手入れをしながら長く付き合うほど愛着が増すのです。
耐久性と時間の深みを両立できるのは天然木(ハードウッド)のウッドデッキともいえるでしょう。
安くても長持ちしないものを選ぶと、壊して廃棄して、を繰り返すことになり、結果初期投資が高くても、長持ちするものを選ばれるほうがお得になります。地球環境にも優しいですよね。
6.まとめ:あなたに最適なのはどっち?
どちらがご自宅に合っているか、イメージは湧きましたでしょうか?ご家族のライフスタイルや、お庭でどう過ごしたいかを想像しながら、最適な素材を選んでみてください。
ヒールザガーデンでは、お客様のご希望やご予算に合わせた最適なご提案を行っております。ウッドデッキやタイルテラスの設置、お庭のリフォームでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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